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見上げれば満天の星。能登町で出会える夜の絶景

無数の星が広がる能登町の夜空

柳田植物公園から眺める冬の星空

古代の人々にとって貴重な道しるべだった星。何千年も前に、今と同じ星空を眺めて物語を紡いできた人々がいるということ。長い時間を超えて、星の光が私たちのもとへ届いていること。ゆったりと星を眺めていると、星が辿ってきた歴史が壮大すぎて、不思議と穏やかな気持ちになれます。

能登町は、全国でも有数の「星の聖地」。綺麗な星空を楽しむ条件として欠かせない、夜空の暗さと空気の澄み具合をどちらも兼ね備えている町です。周りに遮るものがなく、視界が広いのも好条件。よく晴れた月明かりのない夜には、山側でも海側でもきれいな満天の星を目いっぱい楽しめます。

平成17年の合併によって現在の能登町となった「旧柳田村」は、昭和63年に環境庁主催の「スターウォッチング星空の街コンテスト」で入選した地。現在でも能登町は、夏と冬に実施されている「夜空の明るさ調査」において、夜空が暗く星が見えやすい優秀な値を出しています。天の川が見えやすいと考えられているのは、夜空の明るさを測る単位が20等級以上の地点です。令和2年度の夏の調査では、石川県柳田星の観察館「満天星」が石川県で唯一認定されました。

石川県柳田星の観察館「満天星」

石川県柳田星の観察館「満天星」の外観

能登町の星空についてもっと知るべく訪れたのは、石川県柳田星の観察館「満天星」。「スターウォッチング星空の街コンテスト」の入選をきっかけに、平成5年にオープンした施設です。平成23年にリニューアルされた館内のプラネタリウムでは、4,000万個の星と共に映像を楽しめます。

プラネタリウムの星空

感染予防のため、現在は100席から50席に席数を制限中

半球状のドームに、その日に能登町で見られる星空を再現します。後半にはその時々のテーマに沿った番組を上映。土日には子ども向けのプログラムもあり、小さなお子様でもしっかり楽しめそうです。プラネタリウムは子どもの頃以来でしたが、大人になった今の方が興味津々。美しい星を眺めながら、星空の解説や星座の物語に耳を傾け、あっという間に時間が過ぎました。

プラネタリウムで映し出される星座

満天星では、プラネタリウムをさらに満喫できるイベントも開催中です。各日1組限定で30分間貸切できる「プライベートプラネタリウム」は、好きな日・場所の星空を映し出し、美しい星空をひとり占めして贅沢な時間を過ごせます。例えば自分が生まれた日や思い出の日の星空を眺めたり、写真をドームに映し出したり、記念撮影したり……使い方はアイデア次第で無限大!プラネタリウムでお昼寝するのも気持ちよさそうですね。どんな星空が見たいのか、どんなことがしたいのかを予約時に相談してみてください。

また、プラネタリウムの星空を撮影できるイベントも。カメラが趣味の方はもちろん、カメラと三脚の貸し出しもできるのでカメラを持っていない方も楽しめます。南半球の星空、オーロラ、天の川など、好きな星空をプラネタリウムに映し出して撮影できます。職員の方が撮影方法をレクチャーしてくれるので、星空の撮影の練習をしたい方にもおすすめです。イベントはいずれも要予約。ホームページで空き状態もチェックできます。

大きな銀色のドームに備え付けられた60㎝反射望遠鏡

望遠鏡から見える月面

アンドロメダ銀河

晴れた日の夜には、職員の方が星空を解説してくれる「天体観望会」を開催しています。石川県最大の60㎝反射望遠鏡で、月や土星、星雲、星団など、季節によってさまざまな天体を観察できます。タイミングが良いと月のクレーターまではっきり見えるそう。取材をした12月だと、「アンドロメダ銀河M31」「球状星団M15」「すばる」などを観測できるそうです。本物の宇宙を自分の目で見られる貴重な体験ができます。

望遠鏡での天体観測の後は外へ出て、プラネタリウムではない本物の星空で明るい星や星座を探します。天体観望会は、予約先着順で各日2組限定。参加希望日前日の17:00までに、電話で予約しましょう。

展示ホール

展示ホール内のオルゴール

星空シミュレーションソフト

展示ホールには、宇宙の神秘を感じられるさまざまな展示が。触れることができる本物の隕石や、太陽とその他惑星の大きさを目で見て学べる展示など、好奇心をかきたてられます。星空シミュレーションソフトでは、誕生日星座の姿や見える時期、方角を知ることができます。好きな日時の星空を設定できるので、自分が生まれた日などいろいろな日で試してみたくなりますね。

月明かりのない夜が狙い目

星が綺麗に見えるのは、月明かりのない真っ暗な夜。月の満ち欠けや天気によってその日の夜空が天体観測に適しているかを示した「星空指数」も参考にしましょう。

能登町の星空指数

縄文真脇遺跡から見える天の川

季節や時間によって、見える星は移り変わります。「天の川を見るなら7~9月がベスト。冬は一等星が多い時期で、華やかで明るい星空を楽しめます」と「満天星」職員の宇佐美さんが教えてくれました。冬の季節になると、冬の大三角形も見えるそう。

ペルセウス座流星群

ふたご座流星群

流星群を見るなら、大きなチャンスは年2回。12月13日、14日ごろの「ふたご座流星群」と、8月12日ごろの「ペルセウス座流星群」です。流星群にはランクがあり、この2つは最上級!月明かりのない晴れた日にタイミングよくかぶれば、前後の数日間はたくさんの流れ星が見えるそうです。願い事を用意して備えておきたいですね…!

星空にもっと浸るなら「アストロコテージ」へ

アストロコテージ

「時間を忘れて、星を眺めたい」そんな方にぴったりなのが、柳田植物公園の敷地内にあるアストロコテージ。天体観測ドームを備え付けた3棟と、小型望遠鏡が付いた3棟があります。「アルタイル」や「ベガ」などそれぞれに一等星の名前がつけられたコテージは、星形の屋根が特徴的。最大10名様まで宿泊できるので、家族や友達と賑やかに過ごせます。

夜は気の向くままにゆったりと星空観察を満喫。日中は「満天星」で宇宙の神秘に触れたり、自然豊かな柳田植物公園でグラウンドゴルフやBBQをしたり、さまざまな楽しみ方ができるのも魅力的です。コテージに宿泊した方限定で、プラネタリウムや天体観望会の割引もあります。

星空に想いを馳せる穏やかな時間

深夜まであちこちで明かりがともる街中では、決して見ることのできない満天の星。無数の美しい星をゆったりと眺めるのは、能登町ならではの贅沢な時間です。

せわしない日々を過ごしていると、星の存在すら忘れてあっという間に陽が昇り、次の日がやってきます。けれど宇宙に想いを馳せて星を眺める時間は、凪いだ海のように心を穏やかにしてくれます。大人になった今だからこそ、必要な時間なのかもしれません。

「一等星がたくさん見える冬のうちに、星を見に来よう」そう心に決めるだけで、身近な非日常への切符を手に入れたような気持ちになれました。

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