ゆったりとした時間の流れる能登町のカフェへ
自然豊かで人のあたたかさを感じられる能登町。
移住者の増える能登町では、続々と素敵なカフェがオープンしています。海沿いの絶景から、里山ののどかな風情、古民家をリノベした空間など、どのカフェも個性に溢れ、一度訪れれば誰かにおすすめしたくなること請け合いです。
忙しい日々から離れ、ドライブがてらゆったりと、コーヒーやスイーツを楽しんでリラックスしてみてはいかがでしょうか?
今回は、観光客だけでなく地元の方にも愛される、能登町自慢のカフェやショップをエリアごとにご紹介していきます。
漁業と商いの活気溢れる宇出津エリア
漁師町の宇出津は、数あるキリコ祭りの中でも豪快なことで知られる「あばれ祭」で有名な地区です。能登町では一番大きな商店街「新町通り」があり、そぞろ歩きも楽しいエリアです。
DOYA COFFEE
気軽に立ち寄りたくなるコーヒースタンド「DOYA COFFEE」
まずご紹介するのが2022年にオープンしたばかりの「DOYA COFFEE」。新町商店街のメイン通りからちょっと脇に入るとかわいいネオン管の看板が目に入ってきます。
「DOYA」は能登町の方が気楽にコミュニケーションを取るときに使う「ど~や?」という挨拶から由来していて、地域の何気ない会話からコミュニティを生み出したいという願いが込められているそう。
お店に入ると笑顔の素敵な店長さんがアットホームな雰囲気で迎えてくれます。木の板張りにグリーンの映えるコンパクトな空間に、ステンレスの大きなカウンタ―がかっこいい。ドリンクを作る様子を見ることもできます。
メニューはドリンクが中心で、お店オリジナルのチョコチップクッキーや他の地域のお店のスイーツがあることも。また、季節限定のドリンクは地元の方にも人気で、「赤ちそ(紫蘇)ジュース」は地元のおばあちゃんが仕込んでいるんだとか。紫蘇のなまりである「ちそ」をそのままにしたネーミングがチャーミングです。鮮やかなピンク色が綺麗で、レモンの爽やかさ紫蘇の風味がマッチして飲みやすく、すっきりとした味わい。コールドブリュー(水出しアイスコーヒー)は中挽きの豆を使用していて、フレッシュでフルーティーな甘味を感じるような、暑い夏にぴったりのテイストでした。
ふらっと立ち寄ったお客様との些細な会話から、イベントが企画されることも多いそうで、これまでかき氷やタコス、スープカレーなど、いろんなポップアップストアが開かれています。そんな時はDOYA
COFFEEの美味しいドリンクも合わさって、楽しい会話が弾むこと間違いなし。インスタをチェックして駆けつけねば。
DOYA COFFEE
住所 | 〒927-0433 石川県鳳珠郡能登町宇出津ム15 |
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営業時間 | 【平日】11:00 〜 18:00、【祝休日】10:00~18:00 |
定休日 | 毎週火曜日(その他休日は公式Instagramにて) |
予算 | 500〜1,000円 |
駐車場 | あり(バス停「能登田町」の横の共用駐車場) |
SNS | @doyacoffee |
能登観光情報ステーション たびスタ
能登町観光情報の拠点「能登観光情報ステーション たびスタ」
能登町役場に隣接する建物にあるのが「能登観光情報ステーション たびスタ」。観光情報を集めたり、能登町の特産品を購入することができます。パスタやケーキなどの軽食をいただくこともできるので、旅の途中で休憩がてら観光プランを練るのに最適なスポットです。
店内には日本酒や味噌、海洋深層水の塩、焼き菓子からジェラートまで、能登町の素材を活かした特産品がずらりと並びます。のとキリシマツツジや地元の高校生がデザインしたマンホールをモチーフとした雑貨もありましたよ。冷蔵・冷凍食品の配送も可能で、お中元などの贈り物で利用される方も多いんだそう。
メニューは、ドリンクからケーキ、ソフトクリームと種類も豊富で、ランチタイムにはナポリタンやエビピラフなどの軽食も。お子様にも食べやすそうなラインナップです。また、リーズナブルな価格も嬉しいです。
こちらで一番人気なのがブルーベリーワッフル。飲み物付きでなんとワンコイン500円。ワッフルはしっかりした食感なので、溶けたバニラアイスと馴染むと相性ばっちり。ブルーベリーの酸味が爽やかでした。
カウンタ―席のみですが、ひと席ずつ広々としているのでお子様連れでも安心して利用できそう。地元の方の憩いの場や待ち合わせスポットにもなっている、地域に優しいお店でした。
住所 | 〒927-0565 石川県鳳珠郡能登町字宇出津ト字29-2 |
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TEL | 0768-62-8530 |
営業時間 | <夏季>8:30 〜 19:00、<冬季>8:30~18:00 |
定休日 | 不定休 |
予算 | 500〜1,000円 |
駐車場 | あり(能登町役場の共用駐車場) |
パルフェ
地元に根付いたデザートハウス「パルフェ」
宇出津の中心地から少し離れた宇出津新港近くにある、昔ながらのデザートハウスが「パルフェ」です。赤い軒先と「ちょっとひとイキ コーヒータイム」の木製看板がキュートな目印になっています。
店内はどこか懐かしい空気が漂います。紳士的で優しい雰囲気のマスターの前にはカウンタ―席が並び、広々としたテーブル席も用意されています。
昔からあったのかな?と思わせる黒板メニューには、サンデー、シェイク、クレープ、、、と私の中に眠る子ども心をくすぐるような文字が並びます。
コーヒーはサイフォン式で、カウンタ―の中にある使い込まれた器具たちは素敵な雰囲気。コーヒーをじっくりと抽出している時間も贅沢です。頂いてみると、とてもすっきりした柔らかい味わいで、甘いものに合うこと間違いなし。
近ごろなかなかお目にかかれない「THE・パフェ」なビジュアルにテンションが上がります。チーズケーキや、バナナ、オレンジ、チェリーなどのフルーツが乗っていて、チョコレートとの相性も抜群。ペロリと平らげてしまいました。
ちなみに大人に人気なのはサンデーや自家製のコーヒーゼリーだそうで、どれもこれも美味しそう。迷うのも楽しい時間ですね。
住所 | 〒927-0441 石川県鳳珠郡能登町字藤波15-27 |
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TEL | 0768-62-1203 |
営業時間 | 10:00 〜 19:00 |
営業時間 | 10:00 〜 19:00 |
定休日 | 毎週水曜日 |
予算 | 1,000〜1,500円 |
駐車場 | あり |
SNS | @paru_fe |
穏やかで透き通った海が自慢の九十九湾・内浦エリア
日本百景にも選ばれた九十九湾を中心としたこのエリアは、なんといっても美しい海の景色が魅力です。天候によっては湖のような静けさなので、遊歩道を散歩しながら心落ち着くひとときを過ごしてみるのも良いかもしれません。
PEACEライダーズマリンベース
ライダーに愛される海辺の泊まれるカフェ「PEACEライダーズマリンベース」
イカキングで有名な「イカの駅つくモール」や、磯観察などの自然体験ができる「のと海洋ふれあいセンター」の近くに位置するのが「PEACEライダーズマリンベース」。まるで故郷に帰って来たように安らげるライダー達の基地でありたいというコンセプトの宿&カフェです。
店内はオールドアメリカンの世界観に飛び込んだようなかっこよさ。この空間に気持ちよくフィットする、青髪がトレードマークの女性オーナーさんも生粋のライダーで、アンティーク雑貨やバイクをモチーフにしたブリキ看板がセンス良く飾られています。
ライダーの方が楽しめるように考えられた施設ですが、カフェでは、地元の方や観光客でもにぎわっています。ランチタイムの人気メニューはとろとろ玉子が自慢のハヤシライスやシーフードオムライス。
カフェタイムにはピザやパスタなどの軽食や、フレンチトーストやパフェ、ケーキといったデザートまで、充実のラインナップです。平日は時間を問わず全てのメニューから選ぶことができるのも嬉しいサービスです。
テラスに出てみると、パッと視界がひらけ、広大な海岸線に大感動。席に腰掛けぼーっと海を眺めていると日常の疲れやもやもやも溶け出していくような気分です。
防波堤沿いのカウンタ―風の席や、パラソルが完備された席もあるので、思い思いのお気に入りの場所でゆっくり過ごせそうですね。
宿泊のライダーさんに楽しんでもらうために、マリンデッキやスライダーも設置されており、カヤックなどのマリンスポーツもできるそうで、オーナーさんの心遣いに脱帽です。
日帰りの方にも楽しめるのがテントサウナやドラム缶風呂。両方利用しても3500円(混雑時は3時間まで)という破格の設定なのです。身体が温まったら水風呂はもちろん海に飛び込むのもOK。PEACEでしかできないととのい体験に、やみつきになりそうです。
住所 | 〒927-0552 石川県鳳珠郡能登町越坂1-1-5 |
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TEL | 0768-74-0566 |
営業時間 | <夏季>11:00 〜 20:00(L.O 19:00) <冬季>11:00~18:00 (L.O 17:00) |
定休日 | 毎週月曜日(祝日の際はその翌日)と 第4日曜日 |
予算 | 1,000〜1,500円 |
駐車場 | あり |
SNS | @peace_riders_marine_base |
その他 | カフェ、宿舎内 Wi-Fi 利用可 |
AYAKO’S KITCHEN / マッハコーヒー
AYAKO’S KITCHEN / マッハコーヒー
国指定史跡にもなっている北陸最大級の縄文時代の遺跡である真脇遺跡から車で3分ほどのところに、サンドイッチやビーガンマフィンを頂ける「AYAKO’S KIYCHEN」と自家焙煎有機コーヒーを販売する「マッハコーヒー」があります。
店内に入るとすぐに、美味しそうなサンドイッチがずらりと並んだショーケースがお目見え。地元の青果や精肉店から仕入れた食材と、輪島のパン屋さん「Rapport de pain(ラポールデュパン)」の食パンから作られているそう。店長のあやこさんは、乳製品や卵を使用しないこのシンプルな食パンと出会い、多彩な食材をしっかり包み込んでくれると感じて、サンドイッチを作ろうと思い至ったのだとか。
ショーケースの隣でちょこんと寝ているのは看板猫の元旦。お客さんはみんなファンのようで、目尻を下げて代わる代わるに挨拶して行かれていました。
なるべく無添加、無化調の体に優しい食材を選んでいるというラインナップのAYAKO’S KITCHEN。あやこさんの夫が営む「マッハコーヒー」でも同じく、無農薬の有機豆にこだわって仕入れをされています。生豆についた麻袋のゴミなどをぬるま湯で丁寧に取り除き、淹れ方などに合わせて異なる焙煎を組み合わせることで、豆の持つ特徴や美味しさを最大限まで引き出しているそうです。
一杯ずつ抽出するタイプのコーヒーバッグや、水出しコーヒー用バッグなどを購入可能です。100gパックは25gずつ小分けになっており、1~2人分ずつ常にフレッシュな状態で淹れられるようにと心遣いがされています。
サンドイッチなどのフードとコーヒーは、どちらもテイクアウト、イートイン共に可能。イートインの場合は先に注文するシステムです。ご近所からのお客様も多く、お昼時には楽しそうに迷いながらサンドイッチを選んでお持ち帰りされていました。
店内は古民家を改装した広々とした気持ちの良い空間になっています。欄間や書院などの繊細な装飾はそのまま残され、モダンな空間に美しく調和していました。なるべくゆったりと過ごしてほしいという思いから、席数は2~4名用のテーブル席が3つと、最小限になっています。
今回は、定番だという「鶏ハム卵サラダサンド」と売り切れのことも多いという「バスクチーズケーキ」を頂きました。鶏ハムはしっとりと柔らかく、食パンのふわふわ感と相まって、口の中が幸せな食感と優しい味わいでいっぱいになりました。ボリューミーだけどペロリと食べられてしまう軽やかさなので、2つ以上を頼まれる方も多いのだそう。
ドリンクは、「コオリマデコーヒー」を合わせてみましたよ。豆の銘柄は、一番人気のミャンマーのレッドハニーを使用されており、フルーティーな酸味と苦味が特徴的なテイストでした。氷まで同じコーヒーで作られているので、最後まで薄くならないのも嬉しいポイントです。
木曜金曜はランチ用に配達を受け付けており、職場仲間でまとめて注文されていることが多いようです。旬に合わせてメニューは変わりますが、フレッシュな断面がかわいいフルーツサンドたちは特に入れ替わりが多いとのこと。楽しく迷う、贅沢で嬉しい時間を過ごせそうですね。
AYAKO’s KITCHEN / マッハコーヒー
住所 | 〒927-0562 石川県鳳珠郡能登町真脇44-91 |
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TEL | 090-5133-0858(AYAKO’S KITCHEN) 090-3728-6031(マッハコーヒー) |
営業時間 | <夏季>11:00 〜 20:00(L.O 19:00) <冬季>11:00~18:00 (L.O 17:00) |
定休日 | 毎週月・火・水曜日 |
予算 | 1,000〜2,000円 |
駐車場 | あり(店舗前の道を挟んで正面) |
SNS | @ayako_s_kitchen(AYAKO’S KITCHEN) @machcoffee_mawaki(マッハコーヒー) |
その他 | <宅配>10:30~12:00(木曜日:穴水町、能登町、金曜日:輪島市、珠洲市) <出張販売>土・日曜日にいかの駅つくモールにて(マッハコーヒーのみ) |
国道249号線沿いに内浦の海岸線を望む鵜川・三波エリア
国道249号線のドライブと言えば、輪島から珠洲の外浦をイメージされる方も多いかもしれませんが、内浦ならではの穏やかな海岸や田園の街並みが続いていく鵜川・三波エリアもおすすめです。夕暮れ時の空と水平線が馴染むような色合いはなんとも言い表せない絶景です。
noto pain
身体と心に優しいパンを堪能できる「noto pain」
国道249号線の海のすぐそばにあるのが「noto pain」です。地元の食材を使い、無添加を心がけている、身体に優しいパン作りが特徴のベーカリー&カフェです。
店内に入るとショーケースには美味しそうなパンがズラリ。ベーコンエピや明太子ぱんといった惣菜系から、つぶあんぱん、パン・オ・ショコラなどのスイーツ系まで、豊富なバリエーションに、どれを選ぼうか目移りしてしまいます。
実は能登町は本格的なベーカリーが少ないので、いつ訪れてもこの王道のラインナップが待っているという安心感はありがたい限りなのです。
購入したパンは2階のカフェスペースでいただくことができますよ。エスプレッソやカプチーノといったコーヒー類はもちろんのこと、ロイヤルミルクティやココア、果汁100%のジュースやバナナミルクなど、ドリンクの種類もたくさん。夏には期間限定で新しょうがを使用したジンジャエールが人気なのだそうです。
ランチタイムにはカレーやハンバーガ―、フレンチトーストも頂けます。先にパンやドリンクなどのメニューを選んでからカフェスペースに移動しましょう。
2階に上がると目に入るのは美しい水平線。カウンタ―席では海を望みながらほっとするひとときを楽しむことができます。
テーブル席や広々としたソファ席も用意されています。お子様連れのお客様も多いそうで、動物をモチーフにしたかわいいチェアがアクセントになっていました。
人気の「能登の塩パン」「チョコクロワッサン」と「生絞りレモネード」を頂きました。塩パンはモチモチしっとりで、バターの風味とトッピングされた塩が絶妙にマッチ。チョコクロワッサンもバターの香りが豊かで、サクサクふわふわの食感を楽しめます。レモネードはレモン丸々1個を贅沢に使用しているとのことですが、酸っぱすぎず飲みやすい味わいでした。
店頭には、小さな頃から常連というお子様からのメッセージが飾られており、地元の方にも愛されているあたたかな空間だと感じました。
Noto Pain
住所 | 〒927-0441 石川県鳳珠郡能登町藤波27-123-4 |
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TEL | 0768-84-5120 |
営業時間 | 9:00 〜 18:30(ランチ: 11:00~15:00) |
定休日 | 毎週水曜日(不定休あり) |
予算 | 1,000〜1,500円 |
駐車場 | あり |
SNS | @notopain |
Cafe249
海の見えるアットホームな空間で味会う本格イタリアン「Cafe249」
noto painから国道249号沿線を穴水方面に車で2分ほど進むと右手に「Cafe249」が見えてきます。木の外壁の素朴な雰囲気が景色に馴染んでおり、真四角のアイコニックな看板が目印になっています。
こちらでは、東京のイタリアンやフレンチのレストランで修行された店長さんが腕をふるう、本格的なピザやスープカレーを頂くことができます。
店内は大きな窓が開放的で、晴れた日には立山連邦を望む、広大な海の景色を楽しむことができます。古民家を改装したウッド調の店内はナチュラルな空間で、景色との調和が心地良いです。手前にテーブル席、奥にはソファ席も用意されているので、お気に入りの場所でゆったりと食事を味わえそうですね。
「オリジナル・マリナーラ」は、チーズを使わないトマトベースのシンプルなピザで、こんかいわし、しらす、ニンニクが乗った能登オリジナルの組み合わせになっています。民宿ふらっとで作られているというこんかいわしの香りとうまみが、トマトの甘味と合わさって、口いっぱいに広がります。
「能登牛のスープカレー」は辛みは抑えられてとってもまろやかで、ゴロゴロと贅沢に入った牛肉がほろほろほどけるような口当たり。元々きまぐれメニューだったそうですが、好評により定番化されたというのも頷ける美味しさでした。
「マルゲリータ」や「クアトロフォルマッジ」などの本格的なものや、日替わりの気まぐれピッツァも楽しむことができます。この日の日替わりメニューも「焼きなすのピッツァ」や「平目とピーマンのピッツァ」など、興味をそそられるものばかりでした。カフェメニューも充実しており。エスプレッソやカプチーノ、キャラメルラテなど、エスプレッソの本場「ナポリ」の本格的なイタリアンスタイルを味わえます。
店長さんは、発酵食品への興味から、その文化が豊かな能登でのレストランのオープンを決めたのだそう。
ディナータイムは2名からの完全貸し切りで、人数によってはパーティースタイルなどの相談もできるとのことです。外国語対応も可能で、様々なシーンに合わせて贅沢な時間を過ごせそうですね。すぐお隣には一棟貸し切り&総檜風呂の素泊まりゲストハウス「BY THE SEA NOTO」もあるので、旅と食の両方から能登を満喫してみたいなと思いました。
Cafe249
住所 | 〒927-0442 石川県鳳珠郡能登町波並20字95-2 |
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TEL | 050-3697-0249 |
営業時間 | ランチ:11:00〜17:00 LO16:30 ディナー:18:00〜22:00 LO21:30(要予約) |
定休日 | 毎週水曜日(不定休あり) |
予算 | ランチ:〜2,000円 ディナー:8,000円~ |
駐車場 | あり(道を挟んで正面のバス停横) |
SNS | @route_249 |
その他 | 隣にゲストハウス(BY THE SEA NOTO)あり 平日7700円/人、土日、ハイシーズン9900円/人。 |
里山の恵みを守る原風景が残る瑞穂・里山エリア
里山の暮らしと受け継ぎ守ってきた自然の豊かさを感じられる瑞穂・里山エリア。40軒を超える農家民宿群である春蘭の里では、宿ごとに一組だけの旅人を受け入れ、山菜採りや稲刈り、炭焼きといった季節ごとの田舎時間を体験することができます。
マルガージェラート能登本店
世界一のジェラートと地元素材のコラボに出会えるのはここだけ「マルガージェラート能登本店」
「マルガ―ジェラート」は、世界一の称号を持つジェラート職人である柴野兄弟が率いるジェラートの名店。実はその本店が、能登町の里山の中にポツンとあることは意外と知られていないかもしれません。使用している生乳は、能登町の豊かな自然を活かした6つの酪農家に限定しており、そのおいしさを世界に発信しています。
ジェラートの種類は時期によって異なり、能登本店では地元の素材を活かしたものも多く、それらは他の店舗では味わえないとのこと。例えば、赤崎イチゴやヨモギ、フキノトウ、ラベンダーなどがあり、素材の魅力をシンプルかつダイレクトに感じられるものが目白押しです。
一番人気は「能登プレミアムミルク」で、ミルクの旨味と甘味のインパクトに驚きます。家業である酪農をルーツにもつからこその情熱が注がれた逸品です。
今回は、世界大会で入賞した「グランピスタチオ」と能登本店でもこの時期しか食べられない「ブルーベリー」をチョイスしました。ピスタチオはお店でローストするこだわりで、ミルクのやさしさとピスタチオの風味のバランスがなんとも絶妙。ブルーベリーは地元の柳田産のもので、しっかりとした酸味を感じられる爽やかなテイストでした。
店内に席はありませんが、屋根付きの広いテラス席が用意されていますので、山と田んぼに囲まれた里山の景色の中、世界一のジェラートを楽しんではいかがでしょうか?
マルガージェラート能登本店
住所 | 〒927-0311 石川県鳳珠郡能登町字瑞穂163-1 |
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営業時間 | 11:00~17:00 ※ 都合により早めに閉める場合があります |
定休日 | <3月~10月>無休 <11月~2月>水曜日/年末年始 |
予算 | 〜1,000円 |
駐車場 | 駐車場/普通車15台・大型バス1台分・緑に囲まれた屋外座席(20席) |
梅茶翁(ばいさおう)
のどかな山間にたたずむ茶房「梅茶翁(ばいさおう)」
マルガ―ジェラートを左手に山の方へ1キロほど進み、細い脇道を登ったところで、静かに待っている築150年以上の立派な古民家。それが、ヴィ―ガン料理を楽しめる茶房と、リトリートを楽しめる宿泊施設として営まれている「梅茶翁」のお店です。赤い看板を目印に、右手の建物の方へ進むとお店の入口が見えてきます。
店内に入ると、店長さんが自らリノベーションしたという、朴訥としながらも洗練された土間の空間が広がっています。その中で目に入ってくるのが、メイスンリーヒーターという大きなストーブ。北・東ヨーロッパの寒さが厳しい地域で使用されている、レンガで囲んだ蓄熱型のストーブとのことで、空間に自然と調和していました。
小さなお子様も気軽に過ごせるようにと、畳の小上がりもありました。
ファンも多いという夏季限定のカキ氷をいただきました。メニューは、自家栽培されている「昔いちご」や、お店の裏にある梅林から採れる「うめ」、他にも「道法レモン」「宇治抹茶」とあり、どれも自然栽培や有機栽培のこだわりの素材から特製のシロップが作られています。
今回いただいた「昔いちご」は昔のまま残っている古い品種とのことで、甘いながらもしっかりとした酸味や、種のプチプチとした食感を感じられるフレッシュなお味でとっても美味しかったです。
店長さんは、空き家だったこの古民家の裏にあった梅林にご縁を感じ、この地でお店を開くことに決めたのだそう。ショーケースには、オリジナルの梅酢や、炭焼きした梅干しの入ったお茶などがあり、ラインナップからもそのこだわりを感じられました。
熟成赤梅酢を購入したのですが、白湯に少し入れて飲んでみると、なんだか元気が湧いてくるような力強い味わいでした。オイルと合わせてドレッシングにするのもおすすめだそうです。
里山の暮らしの楽しさも厳しさも含めた豊かさを、髄の髄まで楽しまれている店長さんのスピリットを端々に感じる素敵な空間でした。冬には、ストーブのオーブンを使って焼いたパンやクッキーなども提供されるとのこと。普通のオーブンとはまた違った味わいを楽しめるそうなので、寒くなったらまた訪れたいなと思いました。
梅茶翁(ばいさおう)
住所 | 〒927-0311 石川県鳳珠郡能登町瑞穂字18字院内83 |
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TEL | 080-6773-3923 |
営業時間 | 12:00〜17:00(L.O 16:30) |
定休日 | 【茶房】不定休 【宿泊】要問合せ |
予算 | 1050円~ |
駐車場 | あり |
SNS | @baisaou.noto |
その他 | しめ縄作りや、正藍染体験などのワークショップが開催されることも。インスタ等でお知らせ有。 |
特産品のブルーベリーを堪能できる柳田エリア
柳田地区でのブルーベリー栽培は40年の歴史があり、北陸最大の産地となっています。唯一海に面していない内陸部のエリアで、夜空の暗さで日本一になったほど、星観察に打ってつけです。
ショップ&カフェ おはなの日
やなぎだ植物公園隣接のカフェでマルガー監修ソフトを「ショップ&カフェ おはなの日」
「やなぎだ植物公園」は季節ごとの草花やプラネタリウム、サイクリングやBBQなどを一日中楽しめるアクティビティスポットです。その入口に入ってすぐあるショップが「ショップ&カフェ おはなの日」。独自にセレクトしたおしゃれな園芸品や奥能登の作家さんのアクセサリー、地元の特産品などを取り扱っています。
やなぎだ植物公園のスタッフが能登人ならではの感性で、これから広めていきたい魅力的な商品をあつめたセレクトブランド「HOSHI HANA SELECT」の商品も勢ぞろい。お米の能登ひかりや佃煮、ジャムなど、食べることで能登を懐かしく思い出すきっかけになるように、という思いが込められているそうです。
セレクトに最近加わったというのが、植物公園内のイングリッシュガーデンに着想を得たというローズのジェラート。マルガ―ジェラートとのコラボレーションで実現したという、オリジナルのフレーバーです。バラの風味の強さが異なる4種類のラインナップとなっており、レモンクリームやマスカルポーネなどと組み合わされています。
アイスコーナーの中で一番人気は、マルガ―ジェラート製の生乳ソフトクリームにおいりのトッピングがかわいい「マルガーハピネスソフトクリーム」。写真映え確実のキュートなビジュアルですが、驚くのはなんといってもその美味しさ。ミルクが濃厚で芳醇なうまみがダイレクトに伝わって、まろやかで爽やかな絶品のお味です。マルガ―ジェラート監修のソフトクリームを食べられるのは県内でここだけですよ。
ショップ&カフェ おはなの日
住所 | 〒928-0312 石川県鳳珠郡能登町字上町ロ部-1-1 |
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TEL | 0768-76-1680 |
営業時間 | 10:00 〜 17:30 |
定休日 | 毎週木曜日。年末年始。 |
予算 | 〜1,000円 |
駐車場 | あり |
SNS | @yanagida.flower_official |
その他 | イートインスペースはテラスのみ 多目的トイレあり |
notono café
ブルーベリーや地元素材を活かしたメニューが豊富「notono café」
やなぎだ植物公園を出て道を挟んだ右手には「notono café」があります。こちらは、奥能登の里山里海が育む素材を感じるデイリーフードをコンセプトにした食ブランド「notono」の、ジャムやアイス、塩といったオリジナル商品を製造販売するファクトリーに併設するカフェとなっています。
notono商品がずらりと並ぶ中、店内を進むとウッド調のログハウスのようなカフェ空間が広がっています。窓からは、芝生の広がる気持ちの良いテラス席と、ブルーベリーの苗を育てているというハウスを見ることができます。
一押しはnotonoの自家農園や近隣農家から集めたブルーベリーを使ったデザート。ブルーベリーが入ったデニッシュ生地のキューブパンは優しい甘味がとても美味しいです。こちらは、ドリンク、ミニソフトクリームとセットで680円とリーズナブルに頂くことができます。能登町産のブルーベリーは酸味があって甘いものに合うとのことで、「ブルーベリーとリンゴのスムージー」は酸味がしっかりとしたシャーベット状で、暑い日にぴったりでした。(スムージーは+100円です。)
ソフトクリームもミルクの甘味とブルーベリーソースの酸味がとてもよく合います。ソースはブルーベリーだけでなくいちごやいちじくから選ぶこともでき、どれも能登町産のものを使用されており、購入することも可能です。
その他にも金香(こんか)いわしやフルーツのピザ、パスタなどのフードも充実していました。
カフェコーナーにもかわいいパッケージのジャムが並んでおり、珍しいさるなしジャムなんていうものもありました。ギフトにも人気で、ショップから発送することも可能です。
各テーブルにはミニ折り紙が置いてあり、ブルーベリーやいちじくの形の折り方が紹介されていました。お子様と利用する時には一緒に折りながら、待ち時間を過ごすのも楽しそうです。お店の方からも「ベビーカーを入れる広いスペースがあるので、小さなお子様連れでも安心してご利用いただければ」とおっしゃっておられました。
notono café
住所 | 〒928-0312 石川県鳳珠郡能登町上町イ部46-6 柳田植物公園前 |
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営業時間 | 9:00 〜 17:00 |
定休日 | 毎週水曜日 |
予算 | 1,000~1,500円 |
駐車場 | あり |
SNS | @notono.everyday |
nosorato
ひらみゆき農園のキッチンカーでブルーベリーたっぷりのクレープを「nosorato」
大粒で味の濃く甘い能登ブルーベリーを露地栽培しているのがひらみゆき農園。2022年より摘み取り体験ができる観光農園をオープンさせ、キッチンカーにて農園の前やイベント出店で、自慢のブルーベリーを使ったクレープやドリンクなどを販売しています。(夏季限定)
ヨーグルトやお酒にも合う「能登ブルーベリー酢」や葛でできたとけないアイス「星くずブルーベリー」、ブルーベリーの葉を使った無添加の「能登ブルーベリーの薬膳茶」などを購入することもできます。
おすすめは規格外の果実も美味しく食べてもらいたいという思いから作られた「ごろごろ果実の能登ブルーベリーソース」。ビートグラニュー糖を最低限使用した微糖とお料理にも使いやすい無糖が取り揃えられており、果実そのものの味を楽しめる一品になっています。
クレープもこだわりの逸品で、生地には能登牛乳と能登卵、材料には地元農家の野菜が使用されていて、スイーツ系はもちろんのこと、おかず系のメニューにもオリジナルのブルーベリーソースが使われています。
ブルーベリーがたくさん並べられたクレープは、写真に残したくなる可愛らしさです。ブルーベリーの酸味と生クリームの優しい甘さの組み合わせは間違いなしの美味しさでした。
ブルーベリー酢を使用した、赤と紫のグラデーションが美しい「風鈴サイダー」や、能登牛乳によってブルーベリーの甘味が引き立つ「ブルーベリーミルク」など、ドリンクも完全オリジナル。何を選ぶか迷ってしまいます。
また、観光農園では、畑を歩きながら新鮮なブルーベリーを摘み取っては頬張る、という至福の体験をなんと時間無制限で行うことができます。小さなお子様も自分のペースで楽しむことができそうです。その他にもブルーベリー講座や畑の生きもの観察会など、親子で参加できる体験イベントも実施されています。農園のオープンは不定期なので、SNSを要チェックです。
nosorato
住所 | 〒928-0342 石川県鳳珠郡能登町笹川イ2(加工場 ※出店場所は日により異なります(Instagramをご確認ください。) |
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営業時間 | 出店場所に準ずる |
定休日 | 出店場所に準ずる |
予算 | 1,000~1,500円 |
SNS | @hiramiyuki_farm |
記:鹿島 彩加