縄文真脇温泉
縄文真脇温泉浴場「真脇ポーレポーレ」
縄文時代の竪穴式住居をイメージした建物が印象的な「真脇ポーレポーレ」。国史跡にも指定される真脇遺跡の高台に位置するこの宿泊施設では、宿泊者以外も気軽に日帰り入浴が楽しめます。ポーレポーレは、スワヒリ語で「ゆっくり」を意味する言葉。その名の通り、自然の光を採り入れた空間はゆったりとした雰囲気に包まれ、高台から見下ろす日本海の景色にも心が洗われます。
縄文真脇温泉の泉質は、湯冷めしにくいことから「温まりの湯」とも呼ばれる塩化物強塩泉。塩化物イオンの殺菌作用が外傷に良いとされ、皮膚や内臓の活性化も期待されます。無色透明のさらりとした肌触りで、湯上がりはベタつかず爽快。露天風呂から眺める遺跡公園や海の景色も壮観です。
泉名 | 縄文真脇温泉 |
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泉質 | ナトリウム-塩化物強塩泉(アルカリ性高張性高塩泉) |
Ph値 | 7.8アルカリ |
効能 | 関節痛、神経痛、慢性消化器病など |
浴場 | 内湯(男1・女1)、露天風呂(男1・女1) |
入浴料 | 大人550円、小学生270円、幼児160円 |
温泉グルメを味わうなら?
真脇ポーレポーレでは、地元の漁港で水揚げされた新鮮な魚介が味わえる「能登海会席」や、幻のブランド牛ともいわれる希少な能登牛をふんだんに使った「能登牛会席」など、能登ならではの美食が堪能できる宿泊プランを提供。地酒の種類も豊富で、日本四大杜氏のひとつ「能登杜氏」が醸した日本酒と料理のマリアージュが楽しめます。
おすすめの湯上がりスポット
温泉に浸かった後は、真脇ポーレポーレに隣接する「真脇遺跡公園」を散策するのがおすすめ。なかでも、モダンアートのような芸術性を感じる巨大なウッドサークル「環状木柱列」は、ぜひ一度は訪れてみて欲しいスポット。縄文時代晩期の地層から出土した環状木柱列は、北陸地方にしか見られない特殊な遺構。サークルの中に入って空を見上げれば、まるで縄文時代にタイムスリップしたかのように、不思議なエネルギーを体感できるはずです。
縄文真脇温泉浴場 真脇ポーレポーレ
住所 | 石川県鳳珠郡能登町真脇19-39 |
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電話番号 | 0768-62-4700 |
営業時間 | 日帰り入浴 15:00〜21:00 |
宿泊 | チェックイン15:00、チェックアウト10:00 |
定休日 | 水曜日 |
柳田温泉
国民宿舎「能登やなぎだ荘」
緑豊かな山間に位置する柳田温泉。その一角にあるのが「国民宿舎 能登やなぎだ荘」です。国民宿舎とは、国立公園や国民保養温泉地などの自然環境に優れた休養地に建つ宿泊施設のこと。宿の界隈から夜空を見上げれば、手に届きそうなくらい満天の星が目を潤し、心に感動を与えてくれます。また、温泉はその泉質の良さから地元の人たちの外湯としても親しまれています。
柳田温泉の最大の特徴は、北陸随一の泉質ともいわれる芒硝泉。芒硝泉とは硫酸塩泉の一種で、ナトリウム分を多く含んでいるのが特徴。血圧を低下させ外傷などの痛みを和らげるほか、飲用では胆汁の分泌を促進し、腸の動きを活発化させます。ややぬめりのあるお湯は角質化した肌をなめらかにし、入浴後はしっとりスベスベに。その豊かな効能から、療養や静養を目的とする湯治客も多く訪れています。
泉名 | 柳田温泉 |
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泉質 | ナトリウム-硫酸塩泉 |
Ph値 | 8.9アルカリ |
効能 | リウマチ、高血圧、切り傷、動脈硬化症、女性ホルモン代謝不全など |
浴場 | 内湯(男1・女1) |
入浴料 | 大人550円、小学生270円、幼児160円 |
温泉グルメを味わうなら?
朝どれの魚介や野菜、山菜、能登牛など、能登の里山里海の食材を生かした四季折々の料理が「能登やなぎだ荘」の自慢。なかでも奥能登の冬の味覚「宇出津港のと寒ブリ」が味わえるプランが人気で、ほかにもひねずし、こんかいわし、べん漬けなど、能登町ならではの郷土料理が味わえます。ふらっと気軽に立ち寄りたいときは、ランチ付きの日帰り入浴プランもおすすめです。
おすすめの湯上がりスポット
全国有数の星の聖地として知られる能登町ですが、なかでも旧柳田村は環境庁の「星空の街」にも選定されるスターウォッチングポイントとして、多くの天文愛好家から親しまれています。もちろん「能登やなぎだ荘」周辺からでもキレイな星空を眺めることはできますが、もっと夜の絶景を満喫したいという人は、ちょっと足を伸ばして星の観察館がある「柳田植物公園」を訪れてみるのもおすすめ。ここではプラネタリウムや巨大望遠鏡での天体観望会が楽しめ、四季折々の草花なども見ることができます。
国民宿舎 能登やなぎだ荘
住所 | 石川県鳳珠郡能登町字柳田知部1 |
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電話番号 | 0768-76-1550 |
営業時間 | 日帰り入浴 7:30〜21:00(水曜は14:00〜) |
レストラン | 11:00〜L.O.13:30、17:00〜L.O.19:30 |
定休日 | 無休(レストランは水曜の昼) |
能登黒川温泉
セミナーハウス「山びこ」
かつて奥能登唯一のスキー場があった黒川温泉。今現在もこんこんと湧き続けるその源泉を引くのが「セミナーハウス 山びこ」です。自然に囲まれた環境の中で過ごせる公共の宿として、ファミリーでの旅行やスポーツの合宿など幅広く利用されています。セミナー室や会議室を完備しているのも特徴で、学校や企業などの研修目的で使われることも。館内では石引き製粉した自家製のそば粉を使った、蕎麦打ち体験もすることができます。
少しとろみのある化粧水のような温泉は、加水も加温も一切しない源泉100%かけ流し。アルカリ性の単純温泉はクセがなく、肌への刺激が少ないのが特徴で、古い角質を溶かすため入浴すると肌がスベスベになるとも言われています。いわゆる美肌の湯として、とくに女性から人気を集めているのだとか。
泉名 | 能登黒川温泉 |
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泉質 | 単純温泉(アルカリ性低張性鉱泉) |
Ph値 | 8.8アルカリ |
効能 | アトピー、湿疹、リウマチ、神経病など |
浴場 | 内湯(男1・女1) |
入浴料 | 大人490円、小学生270円、幼児160円 |
温泉グルメを味わうなら?
館内に併設する「山びこ食堂」では、地物をふんだんに使った定食や自慢の手打ち蕎麦などのメニューを用意。なかでも人気を集めているのがすべて能登産にこだわったご当地丼。山海の幸がつまった猿鬼丼と、能登牛ロースト鉄火丼の2種類を味わうことができます。また、一日一組限定の「炉端焼き」では、能登牛やコノミダケなど奥能登ならではの食材を、能登の地酒とともに愉しむことができます。
セミナーハウス 山びこ
住所 | 石川県鳳珠郡能登町黒川33-6 |
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電話番号 | 0768-76-1611 |
営業時間 | 日帰り入浴 7:30〜21:00 |
食事処 | 11:00〜14:00、17:00〜19:00 |
定休日 | 不定休 |
のと七見健康の湯
能登七見健康福祉の郷「なごみ」
フィットネスや健康管理を主な目的とした、能登町民の憩いの場にもなっている「能登七見健康福祉の郷 なごみ」。館内にはトレーニングルームや水中運動施設を備えるほか、広々とした大浴場では気泡風呂やサウナなどを楽しむことができます。露天風呂に設置されたウッドデッキから、極上のオーシャンビューが望めるのもポイント。ファミリーからソロまで自由気ままに楽しめる施設となっています。
地下1,500mから湧き出る温泉は、神経痛や冷え性などに効能がある塩化物強塩泉。塩の成分が皮膚に膜を作って汗の蒸発を防ぐので、保温効果が高いといわれています。人気のサウナは木材とレンガの落ち着いた雰囲気で、のんびりとたっぷり汗をかくことができます。
泉名 | のと七見健康の湯 |
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泉質 | ナトリウム-塩化物強塩泉 |
Ph値 | 7.3アルカリ |
効能 | 神経痛、冷え性、疲労回復など |
浴場 | 内湯(男1・女1)、露天風呂(男1・女1)、サウナあり |
入浴料 | 大人490円、中学生310円、小人(3歳以上)160円 |
温泉グルメを味わうなら?
館内に併設されたレストランの一番人気は「いしり貝焼定食」。いしりの貝焼きは、大きなホタテ貝にいしりの出汁を注ぎ、イカやエビ、旬の野菜を煮ながら食べる奥能登の郷土料理のこと。地元の名産「小木の船凍イカ」を使っているのがポイントで、いしりの旨味と具材がマッチした港町ならではの味わいが堪能できます。サクッと食べたい人には「いしりラーメン」もおすすめです。
おすすめの湯上がりスポット
湯上がりは、穏やかな内浦の景色と波音に癒されながら散策してみてはいかがでしょうか。この一帯は七海海岸の高台に位置するため眺望が良く、隣接する「ポケットパーク海岸桟敷のと七見」には展望台もあります。条件さえ整えば、水平線の向こうに立山連峰が望めることも。とくにくっきりと見えるのは「空気が澄んでいて霞みが少ない、冬のよく晴れた日」だそうです。
能登七見健康福祉の郷 なごみ
住所 | 石川県鳳珠郡能登町字七見ツ100 |
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電話番号 | 0768-67-8200 |
営業時間 | 日帰り入浴 10:00〜21:00 |
レストラン | 11:00〜14:00、17:00〜L.O.19:30 |
定休日 | 月曜日(祝日の場合は翌日休) |
スタンプラリー
能登町温泉めぐりスタンプラリー
現在、能登町では4つの温泉をめぐるスタンプラリーを開催中。すべてのスタンプを集めた人には抽選で「能登牛」や「地酒セット」などの豪華賞品が当たるそうなので、この機会にぜひ能登町を訪れてみてはいかがでしょうか。
※スタンプラリーは2023年1月31日(火)まで。抽選日は2月12日(日)予定