アマメハギ行事は、雪のちらつく節分の夕方、地区の子ども達が鬼に扮して、蓑や前垂れを漬け、フカグツを履き、手には出刃包丁やサイケを持ち、各家々を「アマメー」「アマメー」「怠け者はいないかー」と叫び、怠け者を戒める農耕神事です。
立春を前にして、囲炉裏やコタツに長い間あたっているとできる火だこ(アマメ)をつけている者(怠け者)に対して、明日は立春だから、いつまでもコタツにあたってばかりいないで、外へ出て働きなさいという怠け癖のついた人達を戒める行事であり、この行事が終わると能登にも春が訪れます。
「来訪神 仮面・仮装の神々」として2018年には、ユネスコ無形文化遺産にも登録されました。