九十九湾は、大小の入り江からなるリアス式海岸で日本百景の一つに数えられています。東西1km、南北1.5kmの小さな湾ですが、海岸線は13kmに及び、屈折が多く、入り江が九十九を数えるとして九十九湾の名があります。
湾の中央には、蓬莱島があり、鬱蒼としたスダジイに覆われ、松や桂樹が繁茂し、あたかも蓬莱の画図を見るようであると、この名が付いています。また湾内には、箱庭のような海岸線美を楽しむ遊覧船が通っています。